フロン類とは
「フロン類」とは、エアコンや冷蔵庫等の「冷媒」として多くの製品に使用されている物質(炭素やフッ素等の化合物)のことです。「冷媒」とは、エアコンや冷蔵庫等の内部を循環して熱を運ぶ不可欠な存在ですが、『モントリオール議定書』と『京都議定書』によって、オゾン層破壊と地球温暖化につながる従来冷媒の使用が規制さ れ、両方を同時に抑制する次世代冷媒が求められています。先進国ではすでにオゾン層を破壊しないR410AなどのHFCに転換されていますが、その温暖化への大きな影響が課題になっています。
冷媒として使われているフロンの種類
法対象フロン類 | ||
---|---|---|
特定フロン類 | 代替フロン類 | |
CFC | HCFC | HFC |
R11、R12、R502など | R22、R123、R402A、R403A、R509Aなど | R32、R134a、R404A、R407C、R410Aなど |
2000年以前に製造された
空調機器をお使いの皆様へ
2000年以前に製造された空調機器の多くには、「R22」という冷媒が使用されています。R22とは冷凍能力の割に冷媒の容積を少なくできる事から、冷凍空調機器の小型化が可能な冷媒でした。その利点からルームエアコンをはじめ大型冷凍冷蔵庫までさまざまな機器に使用されてきましたが、現在はオゾン層保護法の規制物質であり、またモントリオール議定書に基づきR22は2019年12月末をもって生産が終了(実質全廃)されました。
R22冷媒が生産終了(実質全廃)となりました!
R22は2019年12月末をもって生産が終了(実質全廃)されました。R22冷媒を使用しているエアコンは壊れた際に冷媒の入手が難しくなるため、手配に時間がかかる可能性があります。今後ますます入手は難しくなるため修理費用も割高となる見通しです。
「R22冷媒」の空調機は、今すぐ更新を
ご検討ください。